原発の風評被害について気がついたことがあります。

NHK・BSの海外ニュース特集で海外メディアが震災・原発特集の放送していたとき、原発の風評被害について気がついたことがあります。

 

漁業で魚を処理している女性が、原発の放射能汚染に困っていると映像とインタビューで紹介されていたのですが、この女性は震災前に捕った魚しか食べないと言っていました。そして今捕った魚が消費者に買ってもらえないのではないかと心配していました。このことは、おかしくないでしょうか。今現在汚染は基準値以内なので何の問題もないはずで、だから漁をしていると思います。それなのに自分は汚染が心配で、今捕った魚を食べない。これが続くと食べる魚がなくなってしまうと心配しているのです。自分で(業者が)食べないものを消費者が食べるわけがない。風評を自分自身が肯定してしまっては本末転倒ではないだろうか。基準値以下の安全なものは自分でも食べないと。なぜなら安全なのだから。そして安全だと言ってもらわないと。これって野菜や牛乳もそうなのだろうか。生産者は被災者でもあり、降って湧いたこの難局に対して、私はものすごく同情するのだが、もしそうならこれは風評被害といったある意味感じ方の問題でなく、考え方の問題になってしまいます。

 

某避難所に有名大学医学博士が、放射能について講演に来られました。

私は自宅が第2原発から20Km県内にあり現在、某避難所に避難しているものです。

 

その某避難所に有名大学医学博士が先日、放射能について講演に来られました。

 

私は、その時間帯に避難所から外出しなければいけない用事があり、その医学博士の講演を聞くことができませんでした。

 

以下に簡略にその医学博士の講演で話された内容を記します。講演内容を聞いた、同じ避難所にいる方たちから聞いた内容です。

 

・原発が爆発しなければ何の問題もありません。生活、食事は問題ないそうです。

 

・野菜や米を避難地域で耕作しても問題ない。もちろんその食事も。

 

・放射能を多少浴びたほうが、花粉症とかは治る場合もあるし、体調がよくなる場合もある。

 

・避難地域内でも、窓を開けて生活していても何の問題もないそうです。

 

以上が講演内容の一部です。

 

講演後にある避難民が質問されました。

 

(避難民)私の自宅は原発からほんの数Kmしか離れていないのですがそこでの生活も問題ないのですか。

 

(博士)問題ありません。

 

(その医学博士の所属する大学に研究費の献金があったかどうかは定かでは無いです、当然超有名大学です)

 

この医学博士の講演後に、この医学博士の講演内容を信じて多くの避難民が帰省しました。しかし、後日帰省場所の状況が悪く新聞報道され、またその地元の役場からも良くない情報がなされ、結局帰省した人たちは、再度別な場所に避難か、自宅の水も飲めない自宅避難を強いられています。何を信じてよいかわかりません。

サリンをまいたら死刑だけど、殺人行為、戦争行為と同様である放射能汚染物質を垂れ流しているのに死刑にならないのはなぜですか。

政治家の説明、原子力安全・保安院の説明を聞いていると空気中、および海に放射能汚染物質をまき散らしても希釈することで安全、安心を得られると説明しています。私は、この説明は詭弁であり、自然環境を破壊する行為であり、一国により独断で放射能を垂れ流しにするのは、テロ攻撃と同じ性質を持つものであると考えます。このような事態があれば、例えば、国連などから内政干渉されて国の存在を否定されても文句は言えないとさえ思います。つまり、世界の自然環境を崩壊させるテロ的行為となんら変わらない行為として認定されても、文句は言えないのではないかとさえ思います。なぜなら、地球環境を崩壊させる脅威を与えているからです